千葉県の右端、銚子市に日帰り観光してきました。というか、里帰りなんですけど。
2019年の抱負に書いていた「地元を紹介する」という目標をそろそろちゃんと実行しようと思いまして。
車で帰るとどうしても決まったところを見て回る感じになっちゃうし、それよりも気持ちのいい風や自然の音なんかを肌で感じてもらった方が銚子の良さを楽しんでもらえるような気がしたので、今回は全て「電車&レンタサイクル」で移動しています。
遠くから遊びに来てくれる方や、時間があまり取れなくて日帰りの方でも十分に楽しめるコースです。
市場や食についてはあまり紹介できていませんが、部分的にでも何かの参考にしてもらって銚子に遊びに行きたいって思ってもらえたら嬉しいです。
旅の起点、銚子駅
銚子駅まではJRで向かいました。
千葉駅から、総武本線または成田線の銚子行きに乗って2時間程度。本数はあまり多くありません。そして、途中から単線になるのでゆっくりと進んでいきます。のんびりと穏やかな気持ちで向かいましょ。
窓から見える畑や田んぼ、部活に向かう学生、何もかもがノスタルジック。(地元補正のせいかも)
あ、東京からだと高速バスが便利です。
到着
8:30頃銚子駅に到着。
数駅手前までは快晴でしたが、銚子駅に降りるとヒンヤリとした空気と霧に包まれます。そういえばこの辺り、海流の影響により夏涼しく冬暖かいんでした。都内や千葉市なんかと比べても5度くらい気温差があって、とても過ごしやすいのです。
霧が出てるのはいつもの事で、10時頃にはだいたい消えていきます。多分。。
レンタサイクルの貸し出しは9:00から
受付開始を待っている方も何名か見られました。
台数があまり多くないので、確実に確保するため事前予約がお勧め。電話するだけでOKです。
料金や連絡先等は公式案内を参照ください。
受付時間まで駅前をふらふらと
電車で帰って来たの、15年ぶりかな。懐かし…くない…?
なんか駅が綺麗になって全然知らない建物になってるw 駅の中にピアノが置いてあってご自由にどうぞだったり木の温かみを感じる建物は好感が持てます。でも、みんながきっと写真を撮るであろう駅のファサードにトイレ設置しちゃうのはいいのかしら。。
気を取り直して、駅前を。
多少変化は見えるけど、相変わらず時間を潰す場所は少なめ。でも、海産物が美味しいから帰りに寄ってお土産買っていってね。
私は知ってる。商店街の目立たないところにマックがあることを。学生の時、マックができるって町中が大騒ぎしたから。
ここでコーヒー飲んで、レンタサイクルの受付まで時間を潰しました。
出発
時間になったので、1日コース1,500円をお支払いしていざ出発。
電動自転車なんて乗ったことないけど、優しく使い方教えてくれました。
私は銚子半島1周して駅に戻って来ましたが、そこまでアグレッシブに自転車乗る予定がなければ短い時間のコースで申し込み、行き先で乗り捨て(別料金)なんてのもアリだと思います。銚子電鉄使って帰ってくるのもいいなあ。
銚子大橋・銚子漁協
駅前の通りをそのまま北上するとすぐ、利根川にぶつかります。初めて見る方は、利根川のスケールにびっくりすると思います。ほぼ海です。(実際、この辺りは汽水というかほぼ海水)
真っ赤な橋は銚子大橋。橋の向こう側は茨城県神栖市(旧 波崎町)になります。
そのまま利根川に沿って東(海方面)に走ると銚子漁協。
小学校の社会科見学で、水揚げ中の魚に群がるカモメに襲われたことは絶対に忘れない。この日は休日なので静かでした。
銚子はあちこちに海鮮の美味しいお店が散らばってますが、漁協前にも有名なお店が集まっています。
このまま利根川沿いを走れば水産物卸売センター「ウオッセ21」やポートタワー方面に出れるのですが、自分は銚子電鉄を見たかったので内陸寄りを進んでいきます。
観音駅・飯沼観音
観音駅近くの商店街にはちょっとしたライブハウスがあって、地元の高校生なんかは結構ライブやった思い出なんかあるんじゃないかな。商店街では歩行者天国も行われているようです。
近くにある飯沼観音は弘法大使に由来があるそうで、多くの方が参拝します。
本銚子駅(緑のトンネル)
24時間テレビの企画で、レンガ調の駅舎に生まれ変わりました。
小学校や住宅などに囲まれ、観光というよりも地域の足として活躍する駅なので駐車場などはありません。自転車だからこそ、立ち寄ることができました。
この駅の見どころは、「緑のトンネル」と言われる木々の中を走る銚子電鉄の姿。6月頃には線路沿いの紫陽花も開花し、絶好の写真スポットとなります。
犬吠駅
ポルトガル風の駅舎が目を引く犬吠駅。
観音駅から移転して来たたい焼き屋さんや、何かと有名なお土産が買えたりします。
また150円で入場券を買うと、駅のホームに入れるだけでなく写真家 中井精也さんのギャラリーを見ることができます。銚子電鉄や地域の人たちの写真、すごくよかった。
君ケ浜、犬吠埼灯台
銚子のシンボル、犬吠埼灯台。ここはぜひ見に来て欲しい。
綺麗な海岸・磯・灯台・地層など見どころが集まっています。(遊泳は禁止です)
灯台には登ることもできます。99段の螺旋階段なのでちょっと疲れちゃうかもしれないけど、その眺めは200円払う価値ありです。
ちなみに、のんびりと写真を撮りながら自転車で走って来てちょうどこの辺でお昼でした。灯台のふもとにも飲食店がたくさん有るので、ランチにするのもいいですね。
外川駅
銚子電鉄の終点。
駅舎も雰囲気がありますし、外川の街並みがすごく絵になるのでレンタサイクルで来る場合でもちょっと駅に立ち寄ってみてください。
外川漁港・千騎ケ岩・犬岩
風向きにもよるのですが、銚子の中では比較的穏やかなことが多い港です。よく釣りに来ました。
堤防脇には砂浜や岩場もあります。周辺には「千騎ケ岩」や「犬岩」という、源義経に所縁のある名所もあるので、見ていってください。
銚子マリーナ・屏風ヶ浦
銚子マリーナの海水浴場は波が穏やかで透明度も高く、大好きな場所です。駐車場や足洗い場など、設備が充実しているのも嬉しい。
そして、この場所から10キロに渡って続く絶壁が屏風ヶ浦。高さは60メートルにもなるそうです。
遊歩道のあたりは整備されて波も穏やかですが、旭市寄りの方からは力強い波しぶきと岸壁の共演も見ることができます。(立ち入り禁止の場所は入らないようにね)
銚子駅に戻る
マリーナを見終わったのが15時ちょっと。自転車の返却は17時までなのでまだ余裕はあるのですが、懐かしい道をのんびり走りながら銚子駅に戻りました。
途中、醤油工場でソフトクリーム食べようかと思ったのですが、営業は16時までということで間に合わず。次回のお楽しみになりました。
自転車観光を終えて
かなり写真を撮ったり無駄に歩き回ったりで時間を使いましたが、それでも9時に銚子駅を出発し16時半には戻ってくることができました。
電動自転車のおかげで、体力的に全く厳しいところもなく筋肉痛もありませんw
車で回るのももちろん楽しいのですが、今回の旅では自転車だからこそ寄れる場所や立ち止まって眺める景色なんかを堪能することができました。
なかなか自分の写真と文章ではうまく伝えることができないのですが、本当にいいところなので是非、銚子に遊びにきて気持ちの良い風を感じて欲しいと思っています。
唯一、失敗したのはフィルムカメラを忘れたこと。
現地で写ルンですを買うつもりが、どこにも売ってなかったんです。観光地なのに。。残念。
まさかの第二回やりました
使ったカメラ(FUJIFILM X-H1 / RICOH GR3)
全て、カメラの撮って出しです。